2017.2.23
こんにちは。
ChihiRoボイス・ボーカルスクール ボイストレーナーの鈴木智大です。
保育士さんは、毎日子供と触れ合う中で、喉を酷使してしまう方がとても多いです。
実際私の生徒で、土日休みを利用してボイトレに通ってくれている方がいました。
月曜は休み明けで多少声の調子は良い。
火曜・水曜はまだイケる。
木曜・金曜になると声が疲れて喉の披露もマックス。
そして休みの土日では喉が潰れているためボイトレでの声がガタガタ・・・。
このようなサイクルでしたので、保育士業務の際の発声を整えられるようなボイストレーニングを執り行っていった結果、声がかなり楽に出せるようになりました。
どのようなボイストレーニングを行えば良いのか。
今回はその時に行ったボイストレーニング方法を踏まえて、保育士さんにオススメの喉のケア方法やボイストレーニングについて解説していきたいと思います。
【保育士さんが発声で気をつけること】
保育士さんは毎日声を出します。
注意する時は大きな声を出し、みんなで歌う時は一緒に歌います。
常に声を出す環境ですね。
必要の無い時まで喉を酷使した発声を行わないことが第一ですが、そうも言っていられない職場環境だと思います。
そこで、毎日喉のケアを行って頂きたいのです。
《発声練習による喉のケア》
一日の仕事の始まり、もしくは自宅で、発声練習を行います。
●リップロールを裏声で行う。
唇をブルブル震わせるようにして発声するのがリップロールです。
これは、声帯・舌・表情の緊張を和らげる効果があります。
そして、裏声から発声を行うことで声帯のストレッチ効果があり、声が出やすくなるのです。
(声帯は輪ゴムのように伸縮します。高い声ほど声帯は伸びますので、身体のストレッチと同じように声帯はほぐれていきます。)
この発声練習を行うか行わないかで一日の声の調子が左右されると言っても過言ではありません。
●エッジボイスを行う。
息を止めた状態から、喉の奥で「あ゛ あ゛ あ゛ あ゛ あ゛ あ゛ あ゛・・・」と音がぶつぶつと切れるような、唸るような声を出してみて下さい。
とても小さい音ですが、声がしっかり 「あ゛ あ゛ あ゛ あ゛ あ゛ あ゛ あ゛・・・」と出ればOKです。
声を出している時は、声帯は閉じた状態です。
上手く声帯が閉じないと、かすれ声になりますので、エッジボイスはこれを防ぐ効果があります。
そして声枯れしにくくなる効果もありますので、毎日行うととても良い喉のケアになります。
[関連リンク]
【エッジボイスについて】
《うがいや飲み物による喉のケア》
一日の始まりと終わり、また、仕事の合間にもうがいを行って下さい。
食塩水が良いですが、水やぬるま湯でもOKです。
仕事中の飲み物としては常温の水が最適です。
冷たすぎると喉の筋肉が収縮してしまい、あまり良くありません。
また、緑茶・ウーロン茶は声帯に必要な油分まで落としてしまうため声に良くありませんし、乳製品は声帯に膜が張ってしまい声が出づらくなってしまうので控えましょう。
仕事の終わりには温かい紅茶やレモンティーが良いです。
はちみつ入りのものを飲むと喉の炎症を和らげる効果があるため更に喉に良いです。
喉の乾燥は大敵ですので、マスク等も常備できると尚良いですね。
[関連リンク]
【喉のケアについて】
【歌った後の喉に良い飲み物】
【かすれ声の治し方】
【喉を痛めないためのウォーミングアップについて】
【保育士さんにオススメのボイストレーニング】
毎日声を出すため、喉のケアのための発声練習も大切ですが、普段の発声も見直しましょう。
先に述べておきますが、以下の発声基礎を無意識に行えるよう反復練習して自然に行えるまでやり込むことが大切です。
保育園の必須科目にしても良いですね。
《腹式呼吸》
基本的な呼吸方法です。
息を吸うとお腹が膨らみ、吐くとお腹が凹みます。
ポイントは肩や胸が動かないこと。
解りづらい方は仰向けで行うと分かりやすいでしょう。
[関連リンク]
【超簡単!腹式呼吸のやり方とメカニズム】
【腹式呼吸を上手にやるためのコツ】
【腹式呼吸を発声につなげる方法】
《共鳴発声》
無理の無い発声を行うには、この共鳴がとても大切です。
アナウンサーやナレーターさんの声を聴いてみると、とても通るキレイな声をしています。
あそこまで滑舌よくキレイに発声できたらとても良いですが、それよりも無理のない発声、というところに焦点を合わせて練習することが大切です。
上半身の力を抜いて腹式呼吸を行い、喉を開いて口や鼻に声を響かせるようにして自然に声を出します。
すると普段喉にかかっていた声が楽に出せるようになるはずです。
これは歌でも会話でも使える発声方法ですので、是非マスターしましょう。
保育士さんは子供に絵本の読み聞かせをすることも多いと思いますので、ご自宅などで、読み聞かせの練習をボイストレーニングの一貫として行うと良いでしょう。
コツを掴むことがとても難しい共鳴ですので、焦らずに繰り返しトレーニングを行うようにしましょう。
[関連リンク]
【共鳴について】
【まとめ】
いかがでしょうか。
声帯は強い人・弱い人、個人差がありますので人によってはまったく疲れない方もいます。
特に疲れやすい方は、ボイストレーニングを普段の会話・業務に取り入れていっていただくことを強くオススメします。
また、上記の内容で体感が得られない場合、実際に体験レッスンでトレーニングを行うことも可能ですので、お気軽にご相談下さい。
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