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2019.7.19
こんにちは。
ChihiRoボイス・ボーカルスクール 代表ボイストレーナーの鈴木智大です。
今回私自身8月3日にライブを控えたということもあり、
ボーカリストのライブ前のコンディションの整え方について触れていきたいと思います。
【2週間前から行うこと】
《マスクで喉を守る》
冬はマスクを活用される方は多いのですが、
なかなか湿度の高い日本において、夏もマスクを好んでする方は少ないと思います。
しかし、喉はいつどんな菌にやられて調子を狂わせるか分かりません。
ボーカリストにとって喉は楽器なのですから、最新の注意を払わなくてはなりません。
例えばこれが楽器だったらどうでしょうか？
本番前の保存状態を疎かにすることで楽器の音色が変わったり調子が悪くなってしまっては
お金を払って下さったお客様に大変ご迷惑をお掛けすることになります。
マスクは出かける時はもちろん、寝る時も着用することをオススメします。
《喫煙者は禁煙してみる》
喫煙していても声に何も影響がないという方もいますが、
多少なりとも影響はしているものです。
2週間前が難しくても3日前、2日前にやめてみるだけでも
かなり声の出が良くなるはずです。
是非試してみましょう。
【ライブ2日前から行うこと】
《睡眠を充分にとる》
睡眠が不足すると身体全体がだるくなるだけでなく
声も出にくくなり、ピッチも不安定になりやすいです。
常に充分な睡眠をとっている方であれば問題ありませんが、
普段あまりとれて無い方は特にとるよう心がけましょう。
特に前日は必ずとるようにしましょう。
《ビタミンB2・B6を摂取する》
声帯の粘膜はビタミンBから生成されます。
そのため、ビタミン不足になってしまうと声も出にくくなります。
声帯の粘膜を生成し、声の調子を整えるためにビタミンB2・B6をしっかり摂取しましょう。
出来れば野菜から摂るのが望ましいですが、
大量に摂取出来ない方はサプリメントから摂ることをオススメします。
【ライブ当日に行うこと】
《朝から小まめに水分を摂る》
お茶やコーヒー、乳製品は避けます。
常温水を小まめに、摂取するようにしましょう。
声帯の粘膜はビタミンからとご説明しましたが、
水分も大いに関係あります。
飲んだ水はすぐに声帯を潤してくれるわけではなく、
巡り巡って声帯に到達しますので、小まめに摂ることはとても大切です。
《声帯の負担にならない発声練習》
低音域から発声することが好ましいでしょう。
無理せずにゆっくり慣らしていくようにしましょう。
《出演2時間前には食事を済ませておく》
1時間前や30分前など、直近に食事をすると血糖値が上がって
血液が消化に使われていき、パワーを出すことが難しくなります。
そのため、2時間前までに食事を済ませておくことで
ライブ本番は最大のパフォーマンスを発揮することが出来ます。
【まとめ】
いかがでしょうか。
ライブ前にこれだけ気をつけるべきことがあるのですね。
声は生身の人間の楽器ですからとてもデリケートです。
ライブをする方は是非気遣えると良いですね♪
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