2016.5.22
こんにちは。
ChihiRoボイス・ボーカルスクール ボイストレーナーの鈴木智大です。
本日午前6時半起き?21:30までwork。
移動しながらのレッスンなのでなかなかハード。。。
夜は下北沢のレッスンで〆、です。
そしてこのコラム、帰りの電車の中で書いております。
今回はレッスンレポート第4弾!
本日ラストの下北沢でのレッスンでの事をご紹介したいと思います。
ボイストレーナーになりたいという方のレッスンだったのですが、
どうも共鳴した声、、、響いた声の感覚が掴めないという問題が発生しました。
少し声の確認をして、実際のレッスンで使えるような鍵盤のスケール発声のトレーニングなどをメインで行おうと思っていたのですが、、、
共鳴の感覚が「?」になってしまったので急遽共鳴発声メインのレッスンに切り替えました。
今回の生徒さんに限りませんが、
「共鳴した状態の声の感覚がわかりません」と言う方はとても多いです。
【共鳴の判断方法1】
何をもって共鳴していると言うのか。
王道にお伝えしているのは、ハミングした時の唇の振動です。
音程は高すぎなければどこでも良いですが、ちょうど良い音の高さでハミングした時に、唇を指で軽く触れてみて振動が感じられれば共鳴していると判断します。
そして振動が強ければ強いほどより共鳴していると判断します。
【共鳴の判断方法2】
上記以外にボイストレーナーを付けての発声練習をボイスレコーダーで録音して判断する、という方法があります。
共鳴した時の声と共鳴してない時の声をボイストレーナーに判断してもらい、録音した声を客観的に聴いて理解していきます。
共鳴はそもそも、
鼻腔(鼻の中)や口腔内(口の中)、咽頭腔(のど)などで声を響かせることです。
脱力していても声量をしっかり出せて、声の音色も艶やかで通る、聴こえやすいものにすることができます。
明らかな変化が感じられたら確信になります。
必ず「これだ!」という感覚が掴めます。
それほど変化が明らかなのです。
掴めるまでは練習を積み重ねましょう。
今回の生徒さんは、喉の形、舌の位置、脱力、アゴの角度など、細かい調整を行った後、しっかりと共鳴発声が出来ました。
そして「出来ている」「出来ていない」をハッキリと伝えることで、ご自身でも掴むことが出来るようになりました。
人により出来ない理由は異なりますが、
必ず原因があり、しかもそのほとんどが少しのことで改善出来ます。
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