2017.10.25
こんにちは。
ChihiRoボイス・ボーカルスクール 代表ボイストレーナーの鈴木智大です。
今回は、日本一の歌唱力と言われるほど評価の高いボーカリスト、玉置浩二さんの歌について。
玉置浩二さんの歌はとても素晴らしいです。
私も大好きです。
玉置さんは何故あんなにも人の心を打つのか。
一番は人生経験からくる感情表現や伝えたい想いの強さだったりするわけなんですが、それを表現するためのツールとして様々なボーカルテクニックを使いこなしてらっしゃいます。
ではどのようなテクニックを表現に使っているのか。
玉置浩二さんの名曲である「メロディー」を例にお伝えしていきたいと思います。
【フレーズの一文字目を明瞭に】
Aメロの「あんなにも すきだった きみがいた このまちに」
の「あ」「す」「き」「こ」はフレーズの歌い出し、一文字目にあたります。
優しく歌い上げる歌なので強すぎてもいけませんが、一文字目なので弱すぎると単に聞きづらい歌になってしまいます。
ハッキリと発音することを意識して歌うととても聞きやすくなります。
【フレーズ中盤から後半は優しく】
一文字目はハッキリ発音し、その後は柔らかく歌います。
「あんなにも」でしたら「あ」はハッキリ、「んなにも」は少々吐息交じりのウィスパーボイスで発声するととても雰囲気が出ます。
実際、玉置浩二さんはこのようなテクニックを使い分けて歌ってらっしゃいます。
【柔らかく発音し、優しさを表現】
「いつもやさしくて」というフレーズがあります。
本当に優しいという雰囲気で歌いあげています。
なぜ優しく聞こえるのか。
この「や」の発音に注目すると、「ぃやあさしくて」というように最初に「ぃ」を付け加えることで「や」の発音をより丁寧に聞かせているのです。
すると柔らかさが生まれ、優しい気持ちが表現できるのです。
【音域が上がってもボリュームを抑える】
「あの頃は」のメロディーは階段のように上がっていきます。
なので「は」の音が一番高くなるので音量も一番大きくなりやすいのですが、敢えてボリュームを抑えることで盛り上げ過ぎず切なさを表現されているのです。
これは所謂ミックスボイスというテクニックを使っています。
【音量バランスで緩急をつける】
ワンコーラス目のサビ。「メロディー 泣きながら」
「メロディー」に関して、「ロディー」で音が上がるので地声で勢いよく歌いたいところですが敢えて裏声で優しく歌う。
そして後の「泣きながら」を力強く地声で歌う。
すると裏声で優しく歌いクールダウンした後に力強い声が来るので、聞き手としては少しドキッとして、心掴まれます。
これが音量バランスの緩急をつける効果です。
【まとめ】
いかがでしょうか?
様々なテクニックの要素が含まれていますが、すべて感情表現のためのツールに過ぎません。
表現したい気持ちを表すためにこのようなテクニックを使うのです。
なので頭でっかちになって、「ここでこのテクニックを使って云々・・・」と考えすぎるのもる良くありません。
テクニックの習得は単体で練習し、実際の音楽に合わせて歌い感情を表に出した時にテクニックを自然に表現できると良いですね!
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