腹式呼吸で歌わないと喉が潰れる!?

こんにちは!
ChihiRoボイス・ボーカルスクール代表の鈴木智大です。

ここ数年、毎年のように最高気温が更新されて行きますね。
とても暑い中、新型コロナの流行もありあまりカラオケに行けていない方も多いここと存じます。

でも歌うことが好きな人にとっては、やはり歌はできれば上手くなりたいものですよね。

そこで今回、歌の基礎のお話なのですが、
「腹式呼吸」について改めてお伝えして行きたいと思います。

みなさんは腹式呼吸、やったことはありますか?

やったことがある方も多いと思いますが、無い方も多いと思いますので改めてご説明して行きたいと思います。

【腹式呼吸とは】
息を吸う時にお腹が膨らみ、吐く時にお腹が凹むというボイトレの基礎中の基礎の呼吸法です。

お腹に息が入る!なんて言う方もいらっしゃいますが、そんな訳はありません。
しっかり肺に空気は入ります。

簡単に言うと、肺が上方向に広がるのが胸式呼吸。(肩が上がる)
対して肺が下方向へ広がるのが腹式呼吸。
肺が下方向へ広がることで横隔膜が押し下げられ、内臓が押し出されるためお腹周りが膨らみます。

【なぜ歌う時に腹式呼吸が良いのか?なぜ胸式呼吸ではダメなのか?】
なぜ腹式呼吸が良いかと言うと、「息が安定し、息を吐くのに適した呼吸だから」です。
息が安定すると声も安定します。
肩や胸などの余計な力を抜いて発声することで、喉に負担がかかりづらく、声の響きも豊になり歌も楽に歌えるようになります。

一方、胸式呼吸は息を吸うことに特化した呼吸です。
例えばマラソンの後などは息が上がって呼吸をすると肩で呼吸しますよね。
息を吸うことはしやすそうですが、吐く息はブレやすく、肩や胸が大きく動くことで喉や顎などにも余計な力みが生じやすくおすすめしません。
胸式呼吸で歌うことで喉は大きなダメージをうけることも多いのです。

【腹式呼吸で歌うことのメリット】
前述した点と被る点もありますが、主に以下のメリットがあります。

●喉への負担が掛かりにくい
●吐く息(呼気)が安定し声も安定する
●響く声が出しやい
●声が響くことで内耳共鳴が起こり音感も良くなりやすい
●歌っている時の余裕感を作り出しやすい

他にもありますが、歌にとって重要な主なメリットを挙げてみました。

もし腹式呼吸が出来ないと疎かにしている方がいらっしゃいましたら、是非これを期に出来るよう練習してみて下さい。
本当にビックリするほど歌が変わりますよ!!

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