こんにちは♪
最近は暑い日々が続いたかと思えば、雨が降ったり急に寒くなったり気温差が激しいので体調を崩されてる方も多いかと思います。
なんか私も今朝は少々喉が。。。はい、治します(笑)
気温差に負けず張り切っていきましょう!
さて、今日はというと、表題にもある通り“ブレスアウト”を行うことでかっこよく歌い上げる方法についてお伝えしていきたいと思います。
“ブレスアウト”とはなんぞや?と言う方のために少し解説します。
“ブレスアウト”とは、簡単に言うとフレーズの終わりで息混じりの声を出してやさしく終わることですまるビブラートトと同時に行う人も多いのですが、フレーズの処理の方法一つとして行います。
結構多くのアーティストさんが活用しているテクニックなのでボイストレーニングの現場でもよく使う手法です。
今日ボイトレレッスンで行ったのは加藤ミリヤさんの「WHY」という曲。サビの終わりをブレスアウトで終わろう、と言う話になったんですね。
「どうして どうして どうして 私を愛して」
と言うフレーズがあるのですが、今日のレッスンの中ではその生徒さんはどうしても声を飲んでしまう状況になってしまいました。どういうことかと言うと、声が内側に向いて籠ってしまい表現が小さくなってしまうような感じになっていました。喉で音を切ってしまう感じです。(文章だと伝わりづらいので、下記のYouTubeをご覧下さい(汗))
なので最後の「私を愛して」の部分の終わり方を息を内側に向けず、逆に出す方向で行なってみました。そうすると表現も大きくなって聴き手側からするとわかりやすくなりましたし、雰囲気も良くなって伝わりやすくなりました。
やったことない人からすると難しいみたいなので原理だけお伝えできればなと思います。
“ブレスアウト”
どのように行うか。
その名の通り、息で終わるということです。
例えば今回のような「どうして どうして どうして 私を愛して」と言うフレーズがあったら、
最後の「愛してー」の伸ばしの部分は息でスパッと切るまではずっと実声でしっかり伸ばします。
(しっかり伸ばさずにフェードアウトしながら徐々に息っぽくなって行く方が多いですが、今回のブレスアウトと言う観点からするとNG)
①愛して〜ぇぇぇ…ぇ….. このように少しずつ小さくなるのはNG
②愛してーーーーー/(息) このようにスパッと突然息で終わる
ちなみに①のテクニックが決して悪いわけではありません。
テクニックとしてはアリです。
ただ今回お伝えするあくまでも②と言うことです。
今のジャパニーズポップス、洋楽でも結構ブレスアウトは使いますので、できるようにしておいた方が良いと思います。
ニュアンスの出し方に関しては繰り返し練習して感覚的につかまないとなかなか出来ないと思います。
原理として、頭で理解することはこれだけなので難しいものではないのですが、実際テクニックとしてできるようになると言う意味では何回も何回も繰り返し練習して掴んでいくしかありません。
仮にブレスアウトができるようになったかなと思っても聞き返してみるとプロの歌手とどこかニュアンスが違ったりすることも多々ありますので理想のブレスアウトをイメージしながら練習してみてください。
それでは本日は以上です。
ここまでお読み下さいましてありがとうございました。
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