こんにちは。
本日は「通る声を出すために必要なこと」についてお伝えします。
通る声を出そうとすると「喉を開く」ということをよく耳にしたことがある方は多いと思います。
もちろん大事ですし、喉を開かないと通る声は出せません。
喉を開くだけで通る声が出せれば良いのですが、それだけだと通る声を出せないとおっしゃる方もいらっしゃいます。
歌に関しても、話し方に関しても同様です。
では、喉を開くこと以外に必要なことは一体何かと言いますと・・・
「舌の位置」です。
舌の位置を確認していただければほぼ直ります。
それではこれから正しい発声をしながら舌の位置を確認していきます。
まずは鏡の準備をしてください。
①「あ」の発声で整えていくのが一番近道ですので「あ」を発声します。
②「あ」の口の時に舌の位置がどこにあるのかを確認します。
舌の位置が奥に引っ込んでいる状態ですと喉声になってしまいます。
※舌の先端は下歯に当たるか当たらないかくらいが通常ですが、下歯よりも1cm〜2cm引っ込んでしまう方がいます。→ 声や息の通り道を舌で塞いでしまう。
今日のレッスンでも、舌が引っ込んでしまっている人を矯正させたところ、声が劇的に変わりました。もちろん通る響きのある声です。
正直、今日の生徒さんは私自身びっくりするくらい変わりました。(当人が一番驚いてましたが・・・笑)
前述した通り、これば歌声でも話し声でも同様ですので是非やってみていただけたらと思います。
「喉を開いているのに喉声になってしまう」という方はまずは舌の位置を鏡で確認しましょう。
ここで注意点があります。
舌の位置を前に持って来ようと意識すると、舌が力んで舌が硬くなり、下歯を押してしまうような状態になってしまう場合があります。なるべく力を抜いて行うようにして下さい。
力を抜いて舌を前に出すと、今度は逆に舌が広がります。
すると舌ったらずっぽい感じで出過ぎてしまう場合がありますが、最初はそれでも良いと考えます。それでも通る声が出やすいからです。
感覚的な部分も大きいので繰り返し練習して感覚を掴んでいただけたらと思いますので、是非試してみて下さい。
それでは本日は以上です。
ここまでお読みくださいましてありがとうございました。