こんにちは。
本日は感情表現の考え方についてお伝えします。
歌っていて、棒歌いになってしまっている方というのは結構いらっしゃいます。
感情表現の部分で悩まれる方も多いです。
音程やリズムが合っていてテクニックも使えている状態であっても、心ここに在らずというパターンはよく見受けられます。
感情表現は形が無いものなので、どうやって表現して相手に伝えれば良いのか分からないので難しいですよね。
そこで、
【どういうふうにやれば感情を相手に伝えられるか】
についてお話します。
カラオケに行って歌詞を見ながら歌ったり、スマホの画面を見ながら歌ったりすることがあると思います。
その歌詞を見ながら歌っているとどうしても感情を相手に伝えるのは難しいですし、限界があります。
歌い手は俳優と同じです。
曲の中の役になりきって歌詞を自分の中で理解した状態で歌うことが大事です。
その中でも、100%理解することは出来ないかもしれませんが、セリフを読むのではなく自分なりに理解することがポイント。
出来れば映像まで浮かべられると尚良いです。
自分の言葉として発して、誰かに伝える気持ちで歌うと感情が伝わるようになります。
例えば、絢香さんの「手をつなごう」で歌い方の比較をしてみます。
※ただし、ある程度音程も取れていてテクニックも取得している前提
【Aメロ】
「耳を澄ませば聞こえる 笑い声も涙音
みんな生きてる 愛する人(キミ)と」
①感情を入れずに歌う
音程もそこまでズレていないし歌詞も間違えていないしテクニックもいれているので下手には聴こえないが、聴き手の心に響きにくい。(このページ最下部のYouTubeを参照)
②感情を入れて歌う
より強弱がはっきりしたり、発している言葉が自分の言葉として発しているので、いくらテクニックが出来ていてもそれだけでは伝えられない部分を伝えることができる。
よって、聴き手の心に響きやすい。(このページ最下部のYouTubeを参照)
このように感情を入れて歌うことで聴き手側の感じ方が全然違いますので、“イメージすること”をしてみてください。
イメージすることで、歌を感情で捉えようとします。
普段強く歌ってしまうところを自然と優しく歌えたり、感情のまま歌うので気持ちがそのまま歌に乗って伝わりやすくなります。
例えば、
観客が100人いて、その方たちに向けて歌や思いを届けるイメージで歌って頂くとまた違った視点で歌を歌えると思います。
自分なりにイメージしやすいものを見つけてそこに感情を乗せられるのであれば一番良いと思います。
この感情表現と歌唱テクニックを合わせることでとても良い歌になるので是非試してみてください。
それでは本日は以上です。
ここまでお読みくださいましてありがとうございました。