こんにちは♪
今日は歌唱力をUPするためにとても関係の深い“アクセント”についてお伝えしていきたいと思います。
今日ボイストレーニングレッスンでやっていたのは優里さんの「ドライフラワー」です。ご存知の方も多いと思うのですが、優里さんはアクセントの癖が強いアーティストさんです。(それは良い意味での癖です。)
これをどのようにアクセントを強くして歌って行くのかというところでお話をしておりました。
ドライフラワーの曲の最初の入りが
「たぶん私じゃなくていいね 余裕のない二人だったし」 です。
「たぶん」の「た」とか、「じゃ」とか結構アクセントが強い。
〜本日ボーカルレッスンでお伝えしていたポイント〜
★日本語には「子音」と「母音」がありますが、子音をはっきり強めに発声していくという点。
もっと厳密に言うと「子音の発音時間を長くしてあげる」っていう事です。
どういうことかと言うと、
例えば言葉を強くするだけでしたら(下記の太文字の部分の)ボリュームを上げたり爆発音にして発音すれば良いだけになります。
→「たぶん私じゃなくていいね 余裕のない二人だったし」
でもこれってただ言葉が強くなっただけで、アクセントとしては微妙な感じです。
そうではなくて、「た」でしたら子音の「T」だけをはっきり長めに発音して歌うと綺麗なアクセントになります。
「TA」と発音する場合は「T」と「A」の発音時間は「7:3」くらい。
例えば「T」と「A」の発音時間が「5:5」ですと、先ほど例に挙げたように、
「たぶん私じゃなくていいね 余裕のない二人だったし」
と言うように言葉が強くなるだけのパターンになってしまいます。
細かい話なのですが、この子音と母音の割合を「7:3」にくらいにしてあげると
「TA」が「とぅあ」のように「T」の子音の発音が強く長くなってアクセントが綺麗になります。
「た」ではなく「とぅあ」
「じゃ」は「じぃやぁ」。「J」の発音時間を長くします。
「だ」は「どぅあ」(元々爆発音寄りの発音なので少し難しいかもしれません)
なので少し大袈裟に言葉を言うつもりで発音すると綺麗になります。
試しに以下の太字になっている部分にアクセントをつけてみましょう。
「たぶん私じゃなくていいね 余裕のない二人だったし
気づけば喧嘩ばっかりしてさ ごめんね
ずっと話そうと思ってた きっと私たち合わないね
二人きりしかいない部屋でさ あなたばかり話していたよね」
子音の発音の強さも大切ですが、発音をしている時間も長くしてあげると
優里さんみたいなちょっとアクセント強め、クセの強めの歌も割と歌いやすくなると思います。
是非試してみて下さい。
それでは本日は以上です。
ここまでお読み下さいましてありがとうございました。
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