ビブラートを自然に掛ける方法

こんにちは。

本日は「ビブラートを自然に掛ける方法」についてお伝えします。

ビブラートは歌唱技術の一部で、音程を微妙に揺らすことで心地良い音の響きを得る効果があります。自然なビブラートを掛けるためには、以下のポイントに気を付けることが重要です。

 

①声帯のリラックス:
喉の筋肉を緊張させずに声を出すことが自然なビブラートを作る鍵です。声帯をリラックスさせるために、ゆっくりとした発声や息を吐くことで、声の振動が生じやすくなります。

 

②リラックスした姿勢:
歌う際には、首、顎、肩、腕、背中などの筋肉をリラックスさせることが大切ですが、ビブラートを掛ける時は特に必要です。中でもビブラートを掛けようとするがあまり喉周りの筋肉に力が入ってしまう人が多いのですが、
これが掛からない原因の一つです。もし掛かったとしても固い不自然なビブラートになってしまうはずです。喉周り、肩周りの脱力は一番意識しましょう。

 

③呼吸のコントロール:
ビブラートをかける際には、正しい呼吸法を確保することが重要です。深い呼吸で、且つ安定的な息を吐くことで、ビブラートも安定します。

 

④声の波:
ビブラートをかける際には、音程を微妙に揺らすことが必要です。高低の波を意識的に作り出し、それによってビブラートを生み出すことができます。
この高低の幅は人によって個人差がありますが、あまりに大きすぎると隣の音に行ってしまいますので、あくまでもビブラートのために軽い高低に留めておくようにしましょう。

 

⑤音程の安定感:
ビブラートをかける際には、基本的な音程が安定していることが重要です。ロングトーンで同じ音をまっすぐ伸ばすことをまずは基本として、その上にビブラートが掛かってくる、というイメージです。
ビブラートを掛けにいって頑張って発声してしまうと、基盤となるロングトーンが崩れてしまいますので要注意です。
どうしてもブレてしまう場合は、まずはロングトーンを安定させるところから始めましょう。そうでなければビブラートはできません。

 

⑥自然な速さ:
ビブラートの速さは個人差がありますが、一般的には過度に速すぎず、遅すぎない程度が自然です。過剰な速さや乱れたビブラートは、歌声に不安定さをもたらす可能性があります。
最初はテンポ60(秒針と同じ)で1秒に2回くらいビブラートを行うようなスピードで問題ありません。
遅いのがダメで早いのが良いということはありません。まずはゆっくりから、だんだんテンポを上げて自分のやりやすいスピードで練習を行って行くようにしましょう。

 

⑦リスニングと模倣:
ビブラートを理解するために、上手な歌手の歌を聴いてみると良いです。彼らがどのようにビブラートをかけているのかを聴きながら模倣してみることで、自然なビブラートの感覚を掴むことができます。

 

練習と経験を重ねることで、自然なビブラートをかけるスキルは向上します。しっかりと基本的な歌唱技術を習得し、リラックスした状態で声を出すことを心がけながら、ビブラートを自然にかける方法を探求してみましょう。また、ボイストレーナーからアドバイスを受けることもおすすめです。当スクールではビブラートに特化をしたレッスンも行っております。

 

それでは本日は以上です。

ここまでお読みくださいましてありがとうございました。

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