こんにちは。
本日は「腹式呼吸の練習方法」についてお伝えします。
腹式呼吸は、呼吸法の1つで歌唱やトークなどのパフォーマンスにおいて重要な役割を果たします。
苦手な方も多い呼吸法で、腹式呼吸自体できない方、呼吸に集中するとできるが歌になるとできなくなる方、いろんな方がいます。
ボイストレーニングおいて腹式呼吸は基礎に位置付けられるものになりますので、しっかりマスターすることが大切です。
以下、腹式呼吸の練習方法をいくつかご紹介いたします。
①仰向けに寝転がり呼吸を行う。
→仰向けになって呼吸を自然に行うと腹式呼吸になります。人が寝ているとおなかが膨らんだり凹んだりして呼吸しているのをご覧になったことがあると思いますが、正にそれが腹式呼吸です。
自然な呼吸の中でやりやすい方法としては一番理解しやすいものかと思います。
②肩が上がらないように腕組みをして固定した状態で呼吸する。
→腕を組むと肩が下に下がり、呼吸を行っても肩は上がりづらくなります。その状態で①で行った呼吸をイメージしながら、ゆっくりと呼吸を行うことで腹式呼吸ができるようになります。
③吐いて凹んだお腹を「元に戻す」イメージで呼吸を行う。
→息をたくさん吸い込もうとすると、深呼吸となり肩や胸が上がります。いわゆる胸式呼吸になりやすいのです。
こうなってしまう場合、息をたくさん吸い込むという概念ではなく、お腹を「元に戻す」というイメージで行うと腹式呼吸ができるようになります。
口から息を吐いていき、これ以上吐けない状態になるまでお腹を凹ませます。凹ませたら一気にお腹の力を緩めます。すると自然に空気が入ってきてお腹が膨らみます(元の位置に戻る)。
④椅子に座って前屈みになって呼吸を行う。
→椅子に座り前屈みになって腕を両足に乗せて手を組みます。こうすることで肩の位置が固定されますので、呼吸をすると自然に腹式呼吸になります。
これらの練習を行って反復練習することで自然な腹式呼吸を行うことができるようになります。もちろん歌やトークの中でも意図的に使う練習も行って下さい。
また、他にもヨガなども、腹式呼吸を練習するのに役立ちます。
是非試してみて下さい。
それでは本日は以上です。
ここまでお読みくださいましてありがとうございました。