こんにちは。
本日は「歌手オーディションに合格するためのコツ」についてお伝えします。
私は長年、某音楽事務所のオーディションの審査に携わってきました。
日々本当に様々な年齢・タイプ・業種の方が参加してこられます。
その経験を通して、今回はオーディションに合格するためのコツや注意点などをご紹介していきたいと思います。
歌唱力の向上:
これは、当然と言えば当然ですね。歌唱力はオーディションにおいて最も重要な要素の一つです。よく「歌唱力より感情の方が大切だ、心が一番大切だ!」という方がいます。もちろんそれはプロの歌い手にとって一番重要だと思います。しかし一定レベル以上の歌唱力は絶対必要です。日本人は謙虚ですから、プロの歌手でも「私よりもっとすごい方たくさんいますから・・・」と謙遜するプロのボーカリストさんも多いですが、(もちろん上を見たらキリがありませんが)そういう方であったとしてもプロである以上確実に一定レベル以上の歌唱力はあります。その一定ラインの歌唱力を身につけるためにもボーカルトレーニングやボイストレーナーの指導を受け、歌唱力のアップは絶対的に行いましょう。
適切な曲の選択:
自分の声に合った曲を選ぶことが大切です。曲調やジャンル、音域に関しても合うものを見つけることに時間をかけることも大切です。自分に合う曲と好きな曲は分けて考えましょう。
もし自分に合う曲がよく分からないという場合は、周りの人やボーカルトレーナーからの意見を参照すると良いです。
ちなみに歌っていて心地良い歌や歌いやすい曲というのは自分に合っている可能性が高いです。
表現力と演技力:
歌手は単に歌うだけでなく、歌詞やメロディを感情豊かに表現する能力が求められます。曲のストーリーを理解し、聴衆に伝える演技力を歌に反映させて歌えるようにしましょう。
ステージプレゼンス:
ステージでの自信とカリスマ性は印象を左右します。普段の性格はあまり関係ありませんが、ステージに立ったらプロの顔に切り替わるということがとても大切。
仮に普段ナヨナヨしているしていたとしてもステージに立った瞬間に バチっと切り替えて人が変わったように堂々と歌うのがプロです。(いわゆる普段の自分ではなく、ある意味演技をするということに近いかもしれません。)
練習や経験を通じて、ステージフライトを克服し、自分自身を表現する自信をつけましょう。
オーディションの準備:
オーディションの日には、早めに到着してリラックスし、自分の準備が整っていることを確認しましょう。必要な楽譜やバックトラックを持参し、スケジュールを守りましょう。
オーディションに応募した段階から審査は始まっている:
オーディションは歌唱力だけを見ているわけでは決してありません。むしろそれ以外を見ていることの方が多いかもしれません。
オーディションの審査員はオーディション合格後のことをイメージして審査します。「一緒に活動していけそうか」「一緒に上を目指して頑張っていけそうな根性はあるか」、あるいは遅刻してきたら「すみません」と心からの謝罪ができる人かどうか、報連相がしっかりできる人かどうか、合格後一緒に活動していけるかどうか、その人の人間性をかなり見ています。
歌唱力があっても、挨拶、礼儀なども含め、それが原因で落とされることもかなり多くあります。
イメージとプロフェッショナリズム:
オーディションに臨む際には、プロフェッショナルな態度を保ちましょう。適切な服装や外見、礼儀正しい態度が印象に影響します。
外見に関してはその人の人となりを判断する材料に充分なり得ますので、服装や見た目にも気を配りましょう。
SNS発信とオーディションの情報収集:
オーディション機会を見逃さないよう、音楽業界の情報を追跡しましょう。また、自身で音楽活動をしている場合はSNSやウェブを活用して、自身の歌手活動を発信し、フォロワー数や登録者数を伸ばしていきましょう。
地道な努力ができる人なのかどうなのか、フォロワー数によって即戦力なのかどうかなど、判断材料としてはかなり大きなポイントになります。
最も重要なのは、自分らしい表現と継続的な努力です。歌手としてのキャリアを築くには時間がかかることもありますが、情熱と才能を持ち続ければ、オーディションで成功するチャンスが高まります。
それでは本日は以上です。
ここまでお読みくださいましてありがとうございました。
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