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2017.9.11
こんにちは。
ChihiRoボイス・ボーカルスクール 代表ボイストレーナーの鈴木智大です。
今回は、肺活量をアップさせるブレストレーニングについてお話ししていきたいと思います。
歌では呼吸がとても重要です。
当然ですが、息が安定していないと声も安定しません。
そのため「息の安定」=「声の安定」と言えます。
特に歌や演技などで使う腹式呼吸は「呼気（吐く息）」がとても重要。
（吐く息は『呼気』、吸う息は『吸気』と言います）
当然吸気が多ければ呼気の量も増えます。
要するに肺活量を鍛えることで、息に余裕が生まれ、結果的に息と声が安定するのです。
では、肺活量をアップさせる方法にはどのようなトレーニング方法があるか、ご紹介していきます。
【肺活量をアップさせるためのブレストレーニング方法】
《ウォーミングアップ》
まず、トレーニングを行う前にストレッチを行いましょう。
呼吸は肺や横隔膜を使います。
そのため上半身が硬いとインナーマッスルもスムーズに動きません。
腰回り、肩、腕、首周りのストレッチを念入りに行ってからブレストレーニングに移って下さい。
《肺活量アップトレーニングその① 100%呼吸法》
普段生活している中で、これ以上吐けないというほど息を吐くこともなければ、これ以上吸えないというほど息を吸うことも無いと思います。
しかしこれを敢えて行います。
そうすることで、肺の稼働域をしっかり使い息の入る範囲を広げていくのです。
①腹式呼吸でゆっくり息を吸う
②100%しっかり吸ったら5秒程止める
③ゆっくり吐いていく
④100%しっかり吐ききったら①に戻り繰り返す
①～④の流れを5回1セットにして3回程行ってみて下さい。
（個人差があるので、しんどい場合は1～2回で終了しましょう）
《肺活量アップトレーニングその② ペットボトルトレーニング》
これは巷でも有名な方法ですね。
①2リットルの空のペットボトルを用意する
②ペットボトルの飲み口を咥え、思いきり吸い込みペットボトルを凹ませる
③ペットボトルが凹んだら、今度は思いきり吐いてペットボトルを元の形まで膨らませる
①～③を1セットにして、10回程繰り返してみて下さい。
2リットルがやりやすいですが、当然容量が小さいペットボトルの方が難しくなってきます。
是非試してみて下さい。
《肺活量アップトレーニングその③ 風船トレーニング》
100円ショップ等で売っている風船でOKです。
大きさがあるので、大きいものから始めると始めやすいです。
①風船を一息で膨らませる
②大きくなった風船の左右の直径を測る
①～②を繰り返し行なって、左右の直径の長さが長くなるようトレーニングしていきましょう。
これは風船の長さを測ることで、目に見えて肺活量の増減が分かるので、状況把握するためにもとてもオススメです。
※余談ですが、このようなブレストレーニングを腹式呼吸でしっかり行うことで、お腹の腹圧が整えられますし、基礎代謝が上がるためダイエットにとても効果的です。
【まとめ】
いかがでしょうか？
肺活量のアップは継続することがとても大切です。
1日2日で飛躍的に量が増えるわけではありませんので、継続していきましょう。
肺活量が上がることで、歌が楽に歌えるようになりますし、高い声も楽に出せるようになるはずです。
是非試してみて下さい♪
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