2019.8.21
こんにちは。
ChihiRoボイス・ボーカルスクール 代表ボイストレーナーの鈴木智大です。
今回のタイトルは少々インパクトがあると思いますが、
実に真剣に言っております。
圧倒的な歌唱力。
歌が下手な人はもちろん、ある程度歌える人だって歌が上手くなりたい!と思うものです。
そもそも「歌唱力がある」「歌が上手い」とはどのようなことを言うのか。
音程(ピッチ)が良い、リズム感がある、声が安定している、という点については歌唱力の基本的な要素です。
でも安定感があって音程がとれてリズム感がある人はたくさんいますよね。
ではその上で「歌が上手い」人は圧倒的に感情表現とテクニックが優れています。
(持って生まれた声質も要素の一つとして挙げられますが、これは変えられない部分なのでここでは触れません)
ではこの感情表現とテクニックを身につけるにはどうすれば良いのか。
その方法についてお伝えしていきたいと思います。
【歌唱テクニックを身につける】
これはボイストレーニングの現場でもよくカリキュラムに含みます。
テクニックに頼れ!ということではありません。
テクニックが多ければ多いほど、表現の幅が広がり歌唱力アップに大きく繋がるからです。
例えば英語を話そうと思っても単語や熟語のバリエーションが無ければ伝えたいことも伝えられません。
もちろんジェスチャーによって欲しいもの、したいこと、行きたいところくらいは伝えることが出来るかもしれませんが、
思っている気持ちの詳細についてはどれだけ使える単語や熟語があるかによって決まります。
歌も同じ。
伝えたい気持ちがたくさんあってもそれを伝える技術・テクニック(英語で言う単語や熟語)が無ければ伝えられないのです。
歌には使えるテクニックがたくさんありますが、よく使うものをご紹介します。
・エッジボイス・・・歌い始めなどの言葉に対してうなり声のような声から歌い始めるテクニック(基本的に母音に対して行われることが多い)
・ビブラート・・・これは知っている方も多いと思います。フレーズの処理で声を揺らぎを与えて心地よく聞かせるテクニック。
・ピッチベンド・・・音を曲げるという意味。ある特定の音から一回ずらしてまた元の音に戻ったりするテクニック。
・ウィスパーボイス・・・ささやき声のこと
・ミックスボイス・・・裏声と地声の間の柔らかい声
・フェードアウト・・・徐々に音量を下げていくテクニック。ビブラートと同時に使われることが多いですがこれ単体でも使えます。
・フォールオフ・・・フレーズ語尾の音程を一瞬下げて歌うテクニック
・フェイク・・・海外ではmelismasと言われたりしますが、音程表記の無い音を自由に歌うというテクニックです。こぶしとも言います。
・ファルセット・・・柔らかい裏声のこと。
・シャウト・・・高音の金切声のような声のこと。メタルやパンク、ハードロックなどで使われることが多いです。
ジャンルによっては他にもたくさんテクニックがあるかと思いますが、
一般的にはこのようなテクニックが使われております。
難しいテクニックばかりですが、一つずつゆっくり習得してみて下さい。
【感情表現力を身につける】
感情表現が一番難しいポイントです。
演技などが分かりやすいですが、俳優さんは役に入り込んでその役になりきってその役の感情を自分なりに消化してアウトプットしなければなりません。
ですから、その役の気持ちが分からなければ感情表現することすら出来ないということです。
歌も同じように、歌詞の内容の理解に加えてその歌詞の主人公の気持ちが理解できないと表現することが難しい。
ですから少し大人な内容の歌詞を小中学生が歌っても伝わってこないことが多いのです。
(中にはそれを見事に表現できてしまう子もいますが。。)
ですから、例えば恋愛経験がない人が失恋ソングを歌っても説得力が無いことが多かったり、
そもそも共感できないというケースがよくあります。
ボイトレの現場で良くボイストレーナーの先生が言うのが「人生経験をたくさん積もう」とか「たくさん恋愛をしなさい」というようなことです。
でも感性が豊かな人は、たとえ経験が薄くてもその主人公の気持ちを汲み取って、
想像ながらも自分に当事者意識を持たせてイメージするのです。
そしてその歌詞の中の物語にどっぷり浸かって見事に感情表現することが出来ます。
その感性もあまり無い、ということでしたら感性を磨く作業をする必要があります。
一番身近なのが、映画やドラマ、芸術などに触れていかに感動するかです。
それらの作品を見ても何も感じない場合、
よっぽどその作品が良いもので無いか、あなたの感性が鈍っているかどちらかです。
(ストレスを溜めやすい方は感性が鈍りやすく何に対しても感動しにくいかもしれません。)
最初は自分が感動しそうなジャンルの映画やドラマをチョイスすることろから始めましょう。
感情表現力を身につけるにはこのような積み重ねがとても大切です。
もちろん映画やドラマ作品よりも恋愛や友人関係など、実際の経験を積み重ねることの方が感性が高められるのは言うまでもありません。
経験や感じることが多ければ多いほど感動しやすくなりますし、感性も研ぎ澄まされていきます。
年配の方が涙もろいのは、今までの膨大な経験からであることが大きく関係しているのは納得できますね!!
【まとめ】
いかがでしょうか?
一見歌唱力とは関係なさそうな感性を磨く、という点。
実はとても大きく関係します。
奥が深いですが、歌唱力を圧倒的に上げるためには必要なポイントなので、是非この感性を鋭くすることも歌の練習の一つに加えて頂けたら幸いです。
※ちなみに、感情表現が一番大切なポイントですが、実際にボイトレレッスンの中で教えてくれるボイストレーナーさんはかなり少ないです。
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