2016.6.13
こんにちは。
ChihiRoボイス・ボーカルスクール ボイストレーナーの鈴木智大です。
今日はメールでいただいたお悩み相談に対して回答させていただきたいと思います。
【お悩み】
ボーカルをずっと一人で練習してます。(以前はボイトレに通ったりもしてました。)
以前通っていた時に、ボーカルの先生に「力もっと抜いて」と言われたのを思い出して力を抜いて歌おうとするのですが、逆に声がうまく出なくなってしまいます。確かに力みすぎてしまったりすると声がきつくなったりするのですが、力を抜いてしまうと逆に力強い声が出なくなってしまうのです。
力を抜いて歌というのはどうすれば良いのでしょうか?
自分の中で何かが間違っている気がするので改善したいです。
【回答】
たしかに、、、良くわからないですよね。
この悩みは私も以前経験したことがあります。
最初は本当にわかりませんでした。
多くの歌の先生が、「力を抜いて歌いましょう」 と口を揃えて言います。
確かにその通りです。
でも、正確に言うと、「必要のあるところ以外は力を抜きましょうね」ということなのです。
単純に全身の力を抜くことを意識すると、立っていられないはずです。
ではどこまで抜けば良いの?
ということになってくると思います。
そのためには 「力を抜く場所」・「力を使う場所」 を理解する必要があります。
~力を抜く場所~
肩・腕・胸・首・顎・口回り・舌・喉。
上半身は基本、全体的に力を抜きます。
~力を使う場所~
喉・お腹まわり
力を使用する場所はこの二つだけで基本OK。
力むということではありません。あくまでも発声に必要な力を必要最小限で使用するということです。
ここで「あれ?」と思うことがあると思います。
喉です。
力を抜く場所であり、力を使う場所でもある?
どういうこと?意味不明ですけど?
と思われるかもしれません。
どういうことかというと・・・
人間は何も訓練を受けていない状態で声の高さをだんだんと上げて発声しようとすると、
喉周りの筋肉が上へ引っ張られます。俗に喉を閉めてしまうという状況です。
この喉を閉めてしまうという力がよろしくない力です。
喉を閉めた状態で歌うと、狭くなった共鳴腔に対して無理な呼吸が加わり、喉に負担がかかって声嗄れや炎症に繋がってしまいます。
そのため「喉を開く」という作業をしなければなりません。
この「喉を開く」という動作にも喉周りの筋肉を使います。
『輪状甲状筋』 と 『甲状舌骨筋』 という筋肉です。
簡単に言うと、あくびする時に使う筋肉です。
あくびをすると、喉周りが下方向へ引っ張られる感覚があると思います。
これが輪状甲状筋の作用なのですが、歌っている時にも必要な筋肉の動きです。
よく歌の先生が「あくびをする時のような喉で歌いましょう」と言いますが、これのことですね。
力を抜く部分と力を入れる部分のバランスを考えて実践してみて下さい。
「力を抜いて歌う」ということの意味が体感として理解できるようになります。
バランス良く発声できるようにするには反復練習が必要ですが、やれば誰でもできるようになります。
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