こんにちは。
本日は「ビブラートの練習方法」についてお伝えします。
ビブラートとは、声を揺らして一定の波を作る歌唱技術で、感情や表現を豊かにするテクニックです。
主にフレーズの語尾で使われるため、フェードアウトと同時に使われることが多い。
歌い手さんによってはビブラートをまったくしない方もいますが、ほとんどの歌い手さんが使う最もポピュラーなテクニックですので、是非以下を参考に練習してみて下さい♪
1. リラックスをする
ビブラートは力んでいるとできません。そのため身体をリラックスさせる必要があります。そうすることで呼吸が安定し、ビブラートがやりやすくなります。
2. ロングトーン(声をまっすぐに出す)を安定させる
ビブラートの基本は、安定した音程を出し続けることにあります。
揺らすことばかりに意識が行きがちですが、そもそも一つの音をまっすぐ安定的に出し続けることができなければビブラートをしようとしても雑な揺れになるだけです(むしろ音痴に聞こえてしまいます)。まずはロングトーンをマスターするようにしましょう。ピアノの音に合わせて声をまっすぐに発声できるように練習しましょう。
3. ビブラートの波の練習
最初から速い揺れのビブラートをしようとしなくてもOKです。
早いことよりもゆっくりでも正確にできることの方がよっぽど大切。
揺れる感覚をつかむために、まずはゆっくりなビブラートを練習します。
出しやすい音の高さでロングトーン発声をし、安定させた状態から少しずつ揺らすようにしましょう。喉の筋肉を動かしで揺らす感覚です。
イメージの仕方はいくつかありますのでやりやすい方法で試してみて下さい。
・声を上下にするイメージ
・声の大きさをコントロール(「あぁあぁあぁあぁ」というイメージ)
・退屈な時の「あ〜ぁ」を繰り返し出してだんだん速くする。
4.音域ごとに練習
低い音域、中音域、高い音域でそれぞれビブラートを試してみて、どの音域でも安定して揺れを作れるように練習します。音域によってビブラートの感じが異なるので、すべての音域でビブラートを自然に使えるようにしましょう。
5. ビブラートを自然に使う
最初は意識的に練習が必要ですが、慣れてきたら、歌や演奏の中で自然にビブラートを使えるようにしましょう。ビブラートは感情表現の一環として使うと効果的です。
(曲によってはビブラートの波が大きい(遅い)方が合う場合や、波が小さい(速い)方が合う場合がありますので曲に合うようコントロールしましょう。)
6. 録音してチェック
自分の声や演奏を録音して、ビブラートの使い方をチェックしましょう。必要に応じて、速度や幅を調整して、より自然なビブラートができるようにします。
ビブラートを練習する過程では、焦らずにゆっくりと少しずつ慣れていくことが重要です。練習に集中すると力んできますので、常にリラックスは忘れないようにしましょう。
それでは本日は以上です。
ここまでお読みくださいましてありがとうございました。
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