こんにちは。
本日はフェイクやメリスマの「基礎トレーニングの音階」についてお伝えします。
フェイクとは、歌の語尾などで音を曲げて歌う技法のひとつです。
またメリスマとは、音階を短い間隔で連続的に高速変化をさせて歌う技法のひとつですが、こちらはかなり高等技術です。
よくブラックミュージックやR&Bで歌われることが多いです。
より感情表現を出したい時に「Ah〜」「yeah」などの音を曲げて歌っているのがフェイクやメリスマです。
音の移動がとても速いので難しいというお声をいただきますが、あまり日本人のアーティストでやっている方は少ないです。
ただ、習得していくとブラックミュージックやR&B、ソウルが得意になっていく利点はあります。
今回はそれよりもフェイクやメリスマを練習する事で喉の筋肉が柔らかくなり、音の移動がスムーズになっていくことで、ビブラートがやりやすくなったり歌い回しやロングトーンが安定したりと歌唱の基礎力に繋がっていきますのでぜひやっていただきたいです。
ここから練習方法に移ります。
ピアノで決まった音階の練習(ペンタトニック・スケール)がありますのでご紹介します。
ア(ラ)ーーア(ファ#) ア(ミ) ア(レ) ア(シ) ア(ラ)ー
音が飛び飛びになるのですが、これがメリスマやフェイクで使われている音階です。
こちらをピアノがある方は弾きながら音階の練習をしていただけると良いと思います。
無い場合でもピアノのアプリがありますので活用してみてください。
(下に進むと動画がありますので是非参考にして下さい。)
最初は音がズレてしまうことがあると思うのでゆっくり音階を追いながらボイトレをしていきます。
ひとつひとつ音を捉えてからだんだんと速度を上げて練習するようにしてください。
音を捉えずに速度を上げても当然出来ませんのでゆっくりと音を捉えてから順番に行います。
実際自分が発声している声の音が合っているのか分からない場合や自信があっても確認の為に録音しながら練習をすると技術向上の近道ですのでおすすめです。
どのくらいのスピードなら音を捉えながら練習が出来るのかを確認しながら進めて繰り返し練習していくと最終的に習得出来るようになっていきます。
基礎的な音階を押さえておくといろいろな歌を歌う時にやりやすくなりますので、喉が器用になり切り替えが上手くなりますし、音もしっかり取れるので是非試してみてください。
それでは本日は以上です。
ここまでお読みくださいましてありがとうございました。