こんにちは。
本日は「ピッチベンド」についてお伝えします。
何度かピッチベンドについて説明しているのですが、今回は「歌い始めのピッチベンド」についてお伝えします。
「ピッチベンド」とは、ある音を基準として上の音または下の音に滑らかに変化させる技法です。
多くは、メロディーの途中にピッチベンドが入ります。
例えば、加藤ミリヤさんの「Aitai」を参考にします。
【Aメロ】
「あなたがよかった
(例えどんなに傷ついたとしても)
どうして私じゃないの?」
このメロディーを聴くと、
・「あなたが」の「が」
・「どうして」の「し」
この部分がピッチベンドです。
このようにメロディーの途中にピッチベンドが使われる事が大半です。
今日のレッスンでは、小田和正さんの「言葉にできない」をボイトレしていました。
この曲はメロディーの頭からピッチベンドを使っています。
歌詞の中に
「ことばにできない」というフレーズがあります。
「ことばに」の「こ」と「ば」にピッチベンドが使われています。
「こ ︎⤴︎ お ⤵︎ ︎と ば︎ ⤴︎ あ ⤵︎ ︎に (できない)」
このようにメロディーの頭からピッチベンドが使われているのが分かります。
これを楽譜におこすと、
「ミ(こ) レ(と)」 という音ですが、
ピッチベンドを使っているので
「レ(こ) ミ (お) レ(と)」 と一瞬で歌っています。
下の音から上の音に変化させて歌うピッチベンドです。
音としては先程の「ミ レ」の2つしか聴こえません。
しかし、実際にはピッチベンドを使う事で「レ」から入るという歌い方をしています。
こういったピッチベンドを使った曲はありますので、やって頂くと雰囲気がガラッと変わります。
ピッチベンドは速すぎて分からないという方もいるので、最初はゆっくり練習するところから始めても良いと思います。
原曲よりも速度を落として
「こ ︎ ⤴︎ お ⤵︎ ︎と ば ⤴︎ あ ⤵︎ ︎ に (できない)」
とゆっくり歌って練習します。
ゆっくりやって感覚が掴めてきたら、どんどん速度を上げて原曲に戻してボイトレを続けてみてください。
カラオケに行くと速度を落としてゆっくり歌えるような設定ができますので、カラオケに行ってボイトレをするのも良いと思います。
その時に出来れば録音をしながらボイトレをすると、どこが出来ているのか出来ていないのかが分かりやすいのでオススメです。
繰り返しボイトレをする事で、出来るようになりますので是非試してみてください。
それでは本日は以上です。
ここまでお読みくださいましてありがとうございました。